入社半年の新卒社員たちが語る、この会社についてのリアルな本音

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Goki
Programmatic Consultant
(写真左)慶應義塾大学文学部社会学専攻卒、1年目のデジタル担当。大学時代はバイトとサークルに明け暮れた「普通の大学生」。 武器は好奇心と深掘り・言語化力。 好きな言葉は「できるかできないかではなく、やるかやらないか」
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Yuria
TV Buyer
(写真中央)慶応義塾大学環境情報学部卒、1年目のTVバイヤー。在学中はチアリーディングチームUNICORNS所属。「飽きずに楽しく仕事ができる会社で働きたい」と考え入社を決意。趣味は読書と舞台鑑賞。最近は仕事がきっかけでゴルフを始めた。
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Takumi
Media Planner
(写真右)上智大学文学部フランス文学科卒、1年目のメディアプランナー。運や縁を引き寄せ、機会を自ら創り上げるコミュニケーション力を武器に、日々「面白いこと」に挑戦している。
自己紹介と、どんな大学生活を送っていたかを教えてください。
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Goki
デジタルの運用型広告を担当していて、プログラマティックコンサルタントという肩書でやらせてもらっています。大学時代は文学部の学生で、普通にサークルに入って、普通にバイトをして、という普通の大学生でした。
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Yuria
テレビのバイヤーをしています。業務内容はテレビCMの広告枠を買うことですね。大学では、特に所属学部でメディアを専攻していたわけではなく、競技チアリーディングをやっていました。チアを教える資格も取っていました。
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Takumi
テレビとデジタルをメインとしたプランニング業務を担当しています。飲食系や航空会社のクライアントさんを担当しています。大学時代はアイドルか俳優になりたくて、何にでも手を出す学生でした。留学も行っていて、フランス語専攻だったということもあり、フランスにワーキングホリデーに行ったり、シカゴに行ったり。
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Goki
ミスターとかもあるやん。
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Takumi
そうですね、大学のミスターコンテストで優勝したこともありました。(笑)

入社して正直どうですか?楽しい?
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Yuria
楽しいです。何が楽しいかというと、他の会社の新卒の方とは仕事の仕方が違うんだろうなと思っていて。IT業界に行った友達はたくさん勉強していて、私たちは実践的な仕事が多いなと。まだ研修期間中で実践的なことができていない友達とかもいる中で、こんなにお金が動くテレビの仕事を1年目の私が任されていることについて、たまに我に返って「入社半年もしていないのに大丈夫ですか」と心配になることもあります。
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Goki
それがYuriaさんにとって楽しい?
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Yuria
楽しいね。刺激的って言った方が正しいのかな。
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Goki
なるほど。僕が思う楽しさとして、自分で成長ラインを決められる、という点があります。「今ある仕事だけをやってください」 という指示であれば、覚えるだけでなんとかこなせると思います。一方で、「これでいいのか」という疑問を我々デジタル運用者からプランナーのチームに提案する作業が必要だと思うと、めちゃくちゃ勉強しなくちゃいけないし、プランナーとコミュニケーションを取らないといけない。それは、自分の仕事の領域を自分で決めているということなのかなと思います。そういった環境のおかげもあって、頑張るところと、そうじゃないところを決められることが、今の仕事の楽しさに繋がっているのだと思います。
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Takumi
割とYuriaさんと一緒で、いきなり実践の場に放り投げられるのが刺激的ですね。僕はメディアプランナーの仕事に携わっているのですが、5月に研修が終わって、配属後に先輩から「年間予算10億くらいのメディアプランを一緒に組もうか」って言われて、「えっ!?」ってなって。そんな億なんていう金額を、どう自分がプランニングするのかと。他の会社に行っている同期の友達が未だに研修している中で、いきなりクライアントに行って挨拶して、ミーティングも経験して、自分が一人の社員として“本番”を味わっているのは刺激的だなって思いました。
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Yuria
あとは、広告って目に見えるから、自分の関わった仕事が自分の目に触れるとすごい嬉しいなって思います。
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Goki
それは視聴率が取れた、みたいな数字の面でってこと?それとも広告を実際に見るってこと?
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Yuria
後者かな。私はローカル局の担当だから、東京に居て自分の発注したテレビ広告が見られることはないけれど、地方に行って担当局のチャンネルを見た時に、「あ!これこれ!」とか「私買ったやつやん」と思ってテンションが上がります。(笑)
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Takumi
Yuriaさんはバイヤーサイドだと思うけど、プランナーでもそれは同じで、自分の担当しているクライアントのテレビCMが流れると「ちゃんとプランニングしたところに流れてる」って思うし、家族と一緒に見てる時に流れると、ちらっと「これ、やってる」とか言ってみたりします。(笑)
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Goki
なんかいいなー。代理店っぽい。
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Takumi
やっぱり目に見えるって良いよね。
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Yuria
デジタルってそういうことないの?
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Goki
デジタルだとあんまりなくて、ちょっと違うかもしれないね。ちなみにテレビバイヤーの場合、さっき僕が言っていたような、自分で決められるとか、メリハリとか、バイヤーからプランナーに対して逆に提案していく、といったことはあるのかな?
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Takumi
プランナーサイドから答えちゃうけど、あると思うよ。プランナーとしてバイヤーに「テレビのこの番組の広告枠を取ってください」と指示を出した時に、バイヤーサイドから「この枠は取るのが難しいけれども、別のこの番組がもっと良い番組だから、こっちなら取れるんだけどどうだろう」って返って来ることがある。
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Yuria
そうだね。バイヤーからそういった形で提案をすることはあると思う。

他にも仕事をやってみて感じたことはありますか?
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Yuria
この仕事って関わる人が多様だなっていつも感じています。一つの部署の中で完結しない感じがある。バトンタッチされる仕事も多いし、あの部署の人たちがこう頑張ってくれたから、私の部署でこういうことが起きてるんだなって感じることもあります。
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Takumi
そうだね。たった半年間しか働いていないけど、既に「このフロアにいる人はほとんどわかります!」みたいになってる。(笑)
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Goki
確かに、他の広告代理店はわからないけど、そういうアットホーム感からくる楽しさとか、心地よさとかはあるね。
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Takumi
最初は自分が関わらない人はどんな人なんだろうって思ってて、それこそテレビバイヤーとか、ゴリゴリの体育会系の人ばっかりで配属されたらどうしようと思ったけど、今思ったら良い先輩ばっかりです。
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Yuria
あとは、新卒が少ないからという理由もあって、みんなで見守ってくれてる感はすごいよね。全然関わらない人から声掛けてもらったりするから。
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Goki
それは感じるよね。
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Takumi
でも、1年目だからって永遠に研修生扱いされるわけでもなく、早速実戦に投入される。
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Goki
緊張感もありつつ、勉強しないととんでもないことになるぞ、みたいな必死さもあって、頑張れるというか。楽しいかどうかという問いに答えると、そんな感じですかね!
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Takumi
まとまったね。(笑)

入社前と入社後のギャップはありますか?
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Takumi
僕は自分で情報を調べるなかで、マッキャンはいろいろやらせてもらえることが醍醐味、ということを聞いて入って来たんです。ただ、規模の大きいクライアントも多いし、「本当にやらせてもらえるのか」って最初は半信半疑だったけれども、実際半年経ってみて、めちゃめちゃやらせてもらえているなって思う。
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Goki
どうやって情報収集してたの?
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Takumi
大学の先輩に広告代理店の人がいて、そういう人に聞いたりした。あとはホームページとか、外資就活ドットコムとか見てたね。
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Goki
僕は社内にゼミの先輩がいて、ある程度話を聞きながら入社したから、あまりギャップは無かったかな。
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Yuria
私はそもそもメディアブランズを知らなかったし、メディアを扱うっていうのはこんなに複雑なのか、メディアっていうだけでここまで細かく分かれていて、メディアだけで一個の会社になっていて深いなと思いました。
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Goki
そうだよね。学生の時にメディアと言われるとテレビや新聞しか思い浮かばなかったもんね。
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Yuria
あとは、広告代理店って広告を作るっていうイメージしか無かったし、とにかくこんなに多くの人が関わると思っていませんでした。

過去の経験や、今までの人生が、仕事に活かされていると思うことはありますか?逆に、これからチャレンジしたいことはありますか?
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Takumi
自己紹介で言った通り、いろんなことをやってきたなかで、僕は「人との繋がり」を大事にしてきました。今もクライアントや社内の人など多くの人と関わっていますが、「人との関係構築」を積極的にやってきたのはとても良かったです。人の前で話をする機会も多かったのですが、今、自分のプランをクライアントに物怖じせず提案できているのは、そうした経験のおかげだと思います。
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Goki
自分は、両親に「挨拶だけできればいい」とずっと言われてきたのですが、今もいろんな人に挨拶するようにしています。それが理由なのかはわからないけど、関係する人が多い仕事の中で、多くの人と良い関係性を作れていると思います。
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Takumi
Gokiさんはいつも誰よりも早く来て、誰よりもでかい声で挨拶してるよね。(笑)
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Goki
活かされていることはそれくらいだけどね。(笑)
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Yuria
私の場合、大学の時はチアリーディング部っていう、他のコミュニティとは全く異なる場所の人間だったわけで、そこから今の職場に入って、どういう風に立ち回っていこうかと、今も思考錯誤している最中です。テレビ局をはじめとした社外の方と関わる機会が多くて、年齢が数回り違う方もいるし、マッキャンの代表としてテレビ局と向き合わなきゃいけなくて、先方からすると1年目が相手で不安だろうなと思います。その中でうまく立ち回れるかどうかは、自分にとってのチャレンジの一つです。テレビの売上が下がっている中で1案件1案件が大事だから、すごく責任があるなって思います。
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Takumi
確かにそれはチャレンジだね。チャレンジで行くと、僕は英語の必要なクライアントが多いので、日本語での資料説明はできるけれども、英語で物怖じせずにすらすら説明できるようになりたいなと。そこでちゃんと英語で議論できないと、会社に戻った時に、チームの先輩やバイイングなどの他のチームの人にフィードバックもできない。
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Goki
自分のチャレンジは、クライアントがいて、営業がいて、プランナーがいるなかで、デジタルの知識ってみんなが知っているわけではないから、分かりやすいものを売りがちなんだけど、「それだと意味ないのにな」とか思うことがあって。既存のものよりも優れたソリューションがある時に、プランナーや営業を説得して、クライアントに「こういう理由でこの媒体じゃなくて、この媒体がいいんです」ってしっかり説明できると良いなって思います。ずれたコミュニケーションを正しいコミュニケーションに寄せていけるようになりたい。詳しくない方にもちゃんと説明して、正しいことをやっていきたい。それがチャレンジ。
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Yuria
それをするためにはすごい勉強をしないといけないよね。
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Goki
そのプランがなぜ効率的じゃないか、どうやったら効率よくなるのか、それをやるにはどういうことが必要なのか、ということを考えないとだめ。だからめちゃくちゃ大変だと思う。でも、個人的に直したいと思えるから頑張れる。それをやらせてくれる環境だし、むしろそうすべきとみんなが思ってくれる環境なのは、良いことだと思っています。
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Yuria
やっぱり、1年目のキミにはこの仕事、っていうわけではなく、普通に1人の戦力として仕事をさせてもらえるのが嬉しいですね。
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Takumi
他の会社のケースで、先輩が仕事を全部持って行ってしまって回ってこない、とかいう話を聞くと、それだと自分はきついなって思うから、今いろいろやらせてもらえていて本当にありがたいと思う。

みんな、メンタル面とか大丈夫ですか?楽しくやってますか?
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Takumi
あ、僕から質問なんですが。(笑)この3人は仕事上、普段なかなか関わらなくて、みんな何をやっているのかも、それがどういう状態なのかもわからないから、メンタル面とかどうなのかなと思って。
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Goki
自分の場合は自分の時間を調整できるから、プランナーとこれをしゃべりたいなと思えば話にいくし、作業したいと思ったらひたすら作業に時間を当てているよ。それでいくとYuriaさんはバイヤーだから基本人が相手になる仕事になるじゃん。やってらんない、と思う時とか無いの?
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Yuria
時々、自転車操業みたいな感じで、きれいに業務が完了せずに一日が終わって、また次の日が始まってしまって、みたいなことはあります。でも、先輩にサポートしてもらってます。左右の席に強力な先輩方がいて、ずぶずぶで教えてもらってるから、メンタル面でしんどいことはないです。
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Takumi
自分の場合は、「まずはぶつかるまでやって、わからなかったら聞いて」って言われています。模索しながら自分で回答を見つけていくというのが、僕のチームの方針になっている。たまにきついなとか、会社行きたくないなと思う時も正直あるけど、プランの提案が終わったタイミングで褒めてもらえたり、フィードバックをもらえたりすると、また頑張れるなって思います。自分は厳しくされる方が成長するタイプだからすごい良くて。とにかく先輩を早く超えたいと思っていて、先輩が全て正しいわけではないので、先輩に対して対等に正しい発言ができるようになりたいっていう気持ちでひたすら頑張っています。

今、就職活動にもう一度取り組むとしたら、大学生だった自分に何を伝えますか?最後に就活生へのメッセージもお願いします。
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Goki
Takumiさんを見て思うのは、自分は正論をすぐ言っちゃうけど、とにかくまず目の前の人を自分に引き寄せるスキルは大事だなと。カラオケで『仮面舞踏会』を歌ったりとか。
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Takumi
一芸ってことだね。(笑)
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Goki
就活生へのメッセージということですが、僕は自分が外資系の広告代理店なんてお門違いじゃないかって思っていたんですよ。でも、入ってみたらそんなことは全然なくて。大学時代、カフェでアルバイトをしていたけれど、そういう普通の経験を一つずつモノにして、自分のスキルについて言語化できれば、誰でも入れるし、入っても活躍できるって信じています。外資系企業っていうだけで受験の対象外にしてほしくなくて。そんなにお高い存在ではないから、ぜひ気軽に来てほしい。
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Yuria
私もGokiさんと一緒で、いいなと思ったらまずは来てみてほしい。自分は入社前にすごく不安があって、広告会社の激務で華やかな感じのイメージと、外資系の実力主義で厳しいイメージがあったのだけど、実際はちょうど間を取ってマイルドにした感じの、ちょうどよい雰囲気の会社だと思います。
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Takumi
僕は自分のことを“めっちゃ面白い人間だ”と思って入社したんですが、会社に入ってみると、自分が嫉妬してしまうくらい周りの人が面白かったんですよね。なので、メッセージとしては、学生時代になんでもいいから「これ面白い!」と思ったことを突き詰めて、自分なりのストーリーを誇れるようになってほしいです。
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Goki
確かにキャラクターがあるといいよね。
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Takumi
さっきの話じゃないけど一芸とか。
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Yuria
あとは、そんなに気負わないでもいいかなって。同じ受験生で、めちゃめちゃ業界について勉強している人がいるのかなとか、インターンをたくさんやってきた人ばかりなのかなとか、そういう不安にかられることもあるかもしれないけど、自分のやってきたことを信じれば大丈夫だと思っています。広告に関わりたいと思う人は、思っている以上に関われる場所だと思います。
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Takumi
この前、先輩と食事に行った時に、「この業界で一番大事なのは人間力や。いかに人と話をして、いかに人の気持ちを汲み取るか、これだけでええねん!」と言われたことが響いていて。「自分は能力がないな」と思っている人でも、単純に人と話すのが好きだなと思っている人は、気軽に来てくれたら嬉しいなって思います。